伊吹山のお花畑を歩いてきました。
伊吹山は岐阜県と滋賀県の県境に広がる伊吹山地の中心をなす最高峰(1377m)で、伊吹山ドライブウエイにて山頂付近まで簡単に上がることができます。
特に夏の高山植物のシーズンになると、伊吹山ドライブウエイも夜間通行が可能となり、多くのお花畑見物の観光客でにぎわいます。 この日も3連休の中日という事もあり、駐車場は早朝にもかかわらず、かなりの車が既に止まっていました。
せっかくなので、ご来光を見ようと、私たちは夜中の2時半に自宅を出発。
7月20日の日の出時間は4時57分。ぎりぎりの時間でドライブウェイの料金所を通過し,
伊吹山ドライブウェイの途中でご来光を見る事となりました。
ちなみに伊吹山ドライブウェイは有料道路で普通車で1台3000円。
今迄行き渋っていたのも、この料金の高さです。
伊吹山の山頂迄のルートは、西、東、中央と3ルート。
歩きやすいのは西ルート。山頂迄1km 40分。
中央ルートは距離が短いかわりに、やや坂道が急勾配です。500m 20分。
東ルートはすれ違うのが困難な場所もあり、下り専用になっています。山頂まで1.5km 1時間のコースです。
登山経験のない方でも簡単に山頂に立てますので、身近に高山植物が見られるスポットとしては伊吹山は最高のところだと思います。 伊吹山山頂からの眺望も、素晴らしく、琵琶湖や濃尾平野、アルプスの山並みなどを見ることが出来ます。
ミヤマコアザミ、イブキトラノオ、シモツケソウ。アザミの紫がアクセント。
東遊歩道より山頂を望みます。
コオニユリ。高山植物の中でも大柄で、派手な感じです。花びらがそってないので、ほんとにコオニユリかな。まだ咲きはじめ・・・
シモツケソウ。これがほんとにきれい。まさにピンクの絨毯です。
これがフウロソウ。ハクサンフウロかな〜エゾフウロかな〜花びらに切り込みが入ってるからイブキフウロかも〜
キンバイソウ。写真に撮ると色が飛んでしまう暗い鮮やかな黄色。山頂から東ルートにかけて、群生してました。
これは・・・
シュロソウ。茶色や,エンジで一見地味なのですが,見れば見るほどかわいい花です。
山あじさい・・・?あじさいも何種類か咲いてました。
奥には琵琶湖が見えます。米原方面です。
クガイソウ。控えめなムラサキ。イブキトラノオのフワフワ感はありません。
キリンソウ。この多肉的な感じのつぼみがかわいい。
ウツボグサ。わさびに花が咲いたみたいな感じ。でもこの濃い紫は良いアクセントです。
オオバギボウシ。遊歩道の山頂付近に群生してました。
ヤマホタルブクロと群落。
ちょっと休憩で。家族写真なんてものをいれてみました。
山頂の山小屋で,伊吹そば(山菜、干し椎茸、かまぼこ,実にシンプル)と,自宅から持ってきた焼きそばの朝食。この時点でまだ7時半というのに続々と登頂してくる。
山頂広場には、テントと,タープが張ってありました。
ここに泊まれるのかな・・・
伊吹山ドライブウェイは7月15日から8月末迄、3〜22時通行可能になるため、駐車場での車中泊の方も多いようです。
伊吹山ドライブウェイから見える山頂駐車場。
最後に・・・写真はイブキトラノオ。
礼文島にも咲いていたイブキトラノオ。エゾノ・・・などの固有種が多い中,伊吹山のイブキがついているこの花は,ゆらゆらしてても控えめでかわいい。群生してる姿はさらにかわいくて・・・すぐに覚えた花でした。
一面がお花畑になる伊吹山は何度でも訪れたいです。