ひより日和

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迷 蓬莱峡〜座頭谷編

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有馬街道にある蓬莱峡目指して行ってきました!



トップの写真は蓬莱峡全景を撮った写真です。
今回はここを目指して行ったのですが、たどり着けず、ここより奥の『座頭谷』と言う所ヘ行く事になりました。
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このきれいな橋を渡ります。
ここから間違いだった事に後々気づきます。
右ヘ行けば蓬莱峡、左ヘ行けば座頭谷方面へ・・・

第一堰堤を下りるかどうにかして右に流れている沢沿いを渡れば、きっと蓬莱峡。
私たちは何も気づかず、
川沿いの結構整備してある歩きやすい道を行きました。

時々看板の地図を確認しようとしますが、
情けない事に理解が出来ません。
まずスタートが違ってるからですが・・・
何度も行った道を ひき返したり 堰堤を渡ったり・・・川を超えたり・・・
でも行くて阻まれ 引き戻し 地図確認です。
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目の前には蓬莱峡独特のバッドランドと言われる、岩肌が見えてるのに・・・
途中、廃屋を通り過ぎ、奥へ続く小道を進みます。
どうにかなるか!
うちの夫婦にはあまりない事だけど、距離も大した事ないし、とにかく奥ヘ行ってみよう!と言う事で、奥の座頭谷を目指しました。


『今日はひよ、歩くよ〜!』と元気に張り切っていたひよも、
私たちが迷ってる間に力つきたようで・・・抱っこ攻撃・・・
パパに肩車してもらったり、私がおんぶしたり。

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砂礫に埋もれ、途方に暮れてるママの背中で、ひよはいびきをかきながら熟睡しています。
転けられないし、両手はおんぶで塞がってるし、結構ブルーになりました。

座頭谷周辺、360度この景色に囲まれると何とも言えない恐怖が・・・
大げさだけど、もっとわいわいハイキングのつもりで来た私たちには少々厳しい場所でした。


この世の最後!?を見てしまったような・・・そしてそこに取り残されてしまったような、そんな恐怖です。

ゴールが見えない〜



これが座頭谷です。
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目の見えない座頭が、ある時、有馬の温泉につかると良くなるという話を聞き、
「あぶないからやめなさい」と、近所の人の忠告を聞かず一人、旅に出ました。
ところがどうしたはずみか街道から左の谷に迷込んでしまい、
岩壁に突き当たって進めません。
日も暮れた谷で急に病気がひどくなり、
動く気力も無くなった座頭は倒れてしまいました。
しばらくして冷たくなった座頭は村人に寄り、発見され、
その後この谷は「座頭谷」と呼ばれるようになったそうです





とりあえず座頭谷は満喫しました。
この座頭谷の右側に広がる沢を抜けると、車道に出るではずですが、
私たちは勇気がなく来た道を引き返す事にしました。


引き返す事30分、たった30分の道のりでした。
帰りの林道は緑が新鮮でした。
by piyostar | 2008-03-06 12:46 | 家族ハイキング